クローブ(原型/ホール)

【学び】クローブの特徴と効能って?使い方は?

こんにちは。YUKAです。

釘のような見た目をしているクローブ。

カレー作りにおいては、スタータースパイスの一つにホールを用いることも多いです。

スパイスとしてはもちろん、クローブは生薬としても使われてきました。

この記事では、「クローブ」について書きました。

特徴から効能を知り、活用へと活かして頂ければ幸いです!

クローブとは?

クローブはフトモモ科の常緑樹で、原産地はインドネシア(モルッカ諸島)です。

スパイスとしては「」を用います。

釘のような見た目をしていることから、この形が名前の由来となっています。

YUKA
名前は釘を意味するフランス語のClouに由来しているらしいです!

香味は甘さとスパイシーさを併せ持っています。

バニラのような甘い香りとしびれるような刺激が特徴的。

主な芳香成分はオイゲノールです。

他のスパイスと比べて含有量が多いです。

YUKA
そのため、クローブの香りって強い。

ちなみにオイゲノールはシナモン、ナツメグ、オールスパイスなどにも含まれていますが、量は少ないです。

上記のスパイスはどちらかというと香り付け(賦香作用)で使いますが、クローブはオイゲノールを多く含むことから臭み消し(脱臭・矯臭作用)も期待できます。

そのほか、トンカツソースやケチャップ、カレー粉にもよく配合されています。

意外と食卓においては身近なものにも使われているスパイスなんですね。

冒頭でも述べましたが、生薬としても使われています。

YUKA
チョウジ(丁字)と言った方が馴染みのある方もいるかもしれません。

クローブにまつわる話

かつての中国では、皇帝と応対する際には口の中にクローブを含み、口臭をよくする習慣があったそうです。

日本では昔から装飾、燻香料、防虫剤、防カビ剤等の目的で使われてきました。

インドネシアでは、クローブを混ぜたタバコ(クレテック・タバコ)に大量に用いられています。

クローブの効能

気になるクローブの効能は「食欲増進、殺菌作用、抗酸化作用、消化促進、虫除け、冷え性改善」などです。

主成分である「オイゲノール」にその効能が期待されています。

クローブの料理での主な作用

♦︎香り付け(賦香作用)

♦︎臭み消し(矯臭・脱臭作用)

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クローブの使い方例

クローブの使い方例を、ホールとパウダーに分けてご紹介!

ホール

クローブ(原型/ホール)

♦︎カレーやシチュー、スープなどの煮込み料理に入れる

YUKA
食材に切り込みを入れて刺しておくのも良いですね!

♦︎温めた油にクローブを入れて香りをおうつす。

具材を炒めたり、料理の仕上げにかけたりして使うことができます。

他のスパイスと合わせるのがおすすめです。

♦︎リンゴに刺して焼く。

香りが楽しめます。

♦︎チャイ作りに。

基本のスパイスはシナモン、カルダモン、クローブ。

YUKA
ぜひ、オリジナルのチャイ作りを!

パウダー

クローブ(粉末/パウダー)

♦︎肉料理に揉み込んだりひき肉に混ぜる。

肉の臭みをとってくれます。

特にミートソースやハンバーグなどのひき肉料理とは相性がよく、ナツメグやオールスパイス、シナモン等と一緒に使うことで味に深みも出ます。

♦︎焼き菓子作りの際に少量入れて混ぜる。

香りが強いので少量で。

焼き上がりはクローブの刺激臭が弱まり、バニラ様の香りが引き立ちます。

さいごに

料理に深みを与えてくれるクローブ。

料理を美味しくしてくれるだけでなく、美容や健康面での効果も期待できます。

ぜひ生活に取り入れて、スパイスライフを楽しめたらと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

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