スパイス

【学び】スパイスの有効成分はどこにある?植物の部位による分類を学ぼう!

こんにちは。YUKAです。

さまざまな形のスパイス。「これって一体植物のどこの部分なんだ?」と疑問に思ったことはありませんか?

この記事では、植物の部位によるスパイスの分類について書きました。

なぜ植物全体ではなく、その一部がスパイスとして利用されるのか」をふまえながら説明しますので、ぜひご覧ください。

スパイスの有効成分はどこにある?

スパイスは植物ですが、その全てを使用しているわけではありません。

それはなぜでしょうか。

結論からいうと、「スパイスとして働く有効成分はそれぞれに含まれているが、多く含まれている部位は各スパイスによって異なるから」です。

スパイスを使用する際、そのスパイスが持つ効果を期待して活用しますよね。

それにも関わらず、期待する効果が得られない部分を用いても…あまり意味をなさないです。

YUKA
なるほどね。

さて、スパイスには基本の作用が4つありました。

※基本作用に関しては、以下の記事で書いています。ぜひご覧ください。

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基本作用には「賦香、辛みづけ、着色、脱臭・矯臭」がありますが、スパイスを調理の目的に合わせて使用することが効果な活用法でしたね。

ということは、「その働きをするのに有効な成分が多く含まれている部位をスパイスとして使用する」ことが重要です。

♦︎スパイスにおいて重要なのは、スパイスとして働く有効な成分が多く含まれていること。

♦︎スパイスとして働く有効な成分はそれぞれに含まれているが、多く含まれている部位は各スパイスによって異なる。

例えば、香味について。

特有の香味を持つスパイスですが、その芳香成分は精油です。

※香り成分と香味特性に関しては、以下の記事にて書いています。ぜひご覧ください。

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芳香成分の精油は、そのスパイスを植物で見たときに、全体に分布しているわけではありません。

どこに多く分布しているのかというと…

その部位は葉であったり花であったり、スパイスによって異なります。

そのため、使用される部位はその植物の全てでもなければ、一概に同じでも無いというわけです。

ちなみにスパイスの中には、ほとんど精油を含まないものもあります。

そういったスパイスは芳香は感じられにくいですが、辛みづけや着色など、賦香以外の作用を目的として使っています

使用部位から見た分類は、次項で説明します。

植物の部位から見たスパイスの分類と例

スパイスとして働く有効成分の分布は各スパイスによって異なることから、使用部位も様々であることがわかりました。

ちなみにスパイスを分類するとき、「スパイスの成分を含む部位」による分類が行われることが多いです。

主なものは以下の通り。大きく3つに分けられます。

♦︎ハーブ系スパイス:草本の葉の部分を利用するもの

♦︎シードスパイス:種子を利用するもの

♦︎スパイシースパイス:それ以外の植物の部位を利用するもの

以下の表に、主なものをピックアップしました。

分類 植物部位 スパイス例
ハーブ類 セージ、パセリ、オレガノ、ローズマリー、バジル等
シード類 種子 キャラウェイ、フェンネル、クミン、コリアンダー、カルダモン等
スパイシースパイス類 果実 ナツメグ、メース、バニラ、ブラックペッパー、オールスパイス、レッドペッパー等
花・蕾 サフラン、クローブ等
根・茎 ジンジャー、ターメリック、ガーリック、オニオンなど等
樹皮 シナモン、カシア等

実際使用しているスパイスの形状を見てみると、なるほどなあというところでしょうか。

ぜひ参考にしてください。

さいごに

スパイスの「部位」による分け方を覚えておくと、何かと役に立つことがあると思うので覚えていて損はありません。

それに、スパイスの部位を知った上で活用ができていると、少しかっこいいですよね(笑)

ぜひこの機会に覚えていただければと思います。

本日の記事は以上です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、次回の記事にてまたお会いしましょう!

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